「ディクテーター」本編屈指の過激シーン映像を入手!
2012年9月4日 20:30
[映画.com ニュース] 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」のお騒がせコメディアン、サシャ・バロン・コーエンが独裁者に扮した話題作「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」から、本編屈指の過激ジョーク映像が公開となった。
今回公開されたのは、ヒゲを失い身元不明となったアラジーン将軍(コーエン)が、かつての部下ナダルとともに観光ヘリに乗り込み、ニューヨークの街を偵察するというもの。同乗した観光客夫婦に怪しまれないように、当初はアメリカへのラブコールを英語で伝えるアラジーンとナダルだが、途中から母国語へと切り替えてお互いの近況を話し出すと、「ビンラディン」「(ポルシェ)911」「エンパイア・ステート・ビル」といった過激なワードが次々と飛び出し、挙げ句の果てには夫婦を恐怖のどん底に突き落とすという爆笑シーンだ。
9・11アメリカ同時多発テロ事件まで笑いのネタにして、タブーに切り込んでいくさまは、コーエン流ギャグの面目躍如。傍若無人な独裁者を描きながらも、しっかり社会風刺のメッセージも織り込まれている、同作のブラックユーモアを最も象徴するシーンと言えそうだ。
「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」は、北アフリカにある架空の独裁国家ワディヤ共和国の将軍アラジーンが、サミットで訪れたニューヨークで身元不明となり、珍騒動を繰り広げる姿を描く。メガホンをとったのは、「ボラット」「ブルーノ」に続くラリー・チャールズ監督。9月7日から全国で順次公開。
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