林遣都、初共演したチュート徳井の第一印象は「太っていてオヤジ臭い」
2012年8月30日 20:32
[映画.com ニュース] 人気お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が初主演を務めた「莫逆家族 バクギャクファミーリア」の公開を記念し8月30日、東京・有楽町朝日ホールで完成披露祭が行われた。主演の徳井をはじめ林遣都、新井浩文、井浦新、村上淳、倍賞美津子、ちすん、中村達也、熊切和嘉監督が顔をそろえた。
累計発行部数2550万部を突破した田中宏知氏の人気ヤンキー漫画が原作で、「海炭市叙景」の熊切監督のメガホンで実写映画化。かつて関東一の暴走族を率いた男・火野鉄が、昔の仲間の家族がある事件に巻き込まれたことをきっかけに、かつての不良仲間とともに因縁の抗争に身を投じていく。
徳井は、30万円の金髪ウィッグに浴衣姿で登場し「格好いいですね」と自画自賛。劇中では人生初の金髪に挑戦しており、「生まれて初めて髪を染めたので、どんな感じになるんだろうと思ったけど、顔が濃いのでイケるなと思った」とニッコリ。今作では、加圧トレーニングなど約2カ月におよぶ肉体改造を行い、激しいアクションシーンにも挑戦しており「吉本がつくった映画にちょこっと出させてもらったことはあったけど、全然違う。(共演者も)すごい方ばかりで『これはやばい、このメンバーのなかにオレがいたらあかんのちゃう』と思った」と振り返った。
親子役で徳井と初共演した林は、「お会いする前はドスケベで格好いいお兄さんだと思っていた。でも現場でお会いしたら、ちょっと太っていて、汗だくで、オヤジ臭い哀愁漂う感じでした。それが原作の鉄のイメージにピッタリで、格好よかった」。徳井は、林の話す第一印象に対して「それは役づくりでもなんでもない、僕の私生活です」と話し、会場を沸かせた。
徳井は、撮影中に倍賞扮する母親からアドリブでビンタをされたそうで「ビンタが熱すぎて、素のままで息子の気持ちになれた。今までにも女性にビンタをされたことはあるけれど、1番素晴らしいビンタだった」と述懐。鉄の妻キリを演じたちすんとは昔からの知り合いだったそうで、「ちすんちゃんのお姉ちゃんの友だちと昔付き合いかけたけれど、電話で振られてヨドバシカメラの前で泣いたっていう思い出があります」と自ら明かした。
今作にまつわるエピソードを問われると、井浦は「熊切監督と現場でお会いしたのは今回がやっと。打ちのめされた感じですね。これから何をするんだろうとワクワクさせられる。クランクアップのとき、ぼろぼろに泣きながら監督と抱き合いました」としみじみ。新井は「剃りをいれてほしいと要望があって、人生ではじめて入れた。撮影が終わってから、ほかの仕事に支障をきたしていて、ネットでは『新井はげている』『なんでカツラなんだ』って言われている。ヒットしたら特別手当がほしい」とこぼした。
「莫逆家族 バクギャクファミーリア」は、9月8日から全国で公開。
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