樹木希林、松坂桃李に辛口エール「花開くかは本人次第」
2012年8月13日 13:30

[映画.com ニュース] 辻村深月氏のベストセラー小説を映画化した「ツナグ」の大ヒット祈願イベントが8月13日、東京・千代田区の神田明神で行われ、主演を務める俳優の松坂桃李と、共演する女優の樹木希林、メガホンをとる平川雄一朗監督が出席。3人は作品の完成を報告するとともに、神妙な面持ちでヒットへの誓いを立てた。
吉川英治文学新人賞を受賞した同名ベストセラーを原作に、大切な人を亡くした生者と死者、その二者をもう1度だけ再会させる仲介人“ツナグ”の姿を描く。松坂は主人公の高校生・歩美を演じ、樹木扮する祖母アイ子から“ツナグ”を引き継ぐ過程で、さまざまな葛藤(かっとう)と成長を初々しく体現する。
松坂にとっては初の単独主演作で「やっと完成しうれしい思い。ヒットするのも大事ですが、見てくれる皆さんの心に残る作品になれば」と安どの表情。一方の樹木は「神保町生まれなので、神田明神はなじみの場所。もしヒットしなければ、ご利益がないと言われてしまうので困る」と笑いを誘い、大人の余裕を見せた。
ふたりは“師弟関係”を演じ、初共演を果たしたが「安心と興奮を同時に与えてくれる方。とても刺激になったし、きっと次の仕事にも生かされるはず」(松坂)。樹木から「スターとして花開くかどうかは、本人の努力次第。拝んでいるだけじゃダメ」と辛口なエールを送られ、「精進します」と恐縮しきりだった。「もし死んだ人間と会えるとしたら?」と質問されると、松坂は「宮本武蔵に会ってみたい」。樹木は「会って文句を言いたい人もいるし、ゴメンって言わないといけない人もいる。結局両方とも会いたくないですね」と笑い飛ばした。
映画には松坂と樹木をはじめ、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢ら豪華キャストが顔をそろえる。
「ツナグ」は10月6日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
【第1回ANIAFF】「ひゃくえむ。」が観客賞&岩井澤健治監督に個人賞 グランプリ金鯱賞はカナダの先住民文化がテーマ「エンドレス・クッキー」
2025年12月17日 21:00
映画.com注目特集をチェック
感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
【イカれた映画を紹介するぜ】些細なことで人生詰んだ…どうにかなるほどの強刺激
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー