歌謡曲大好き市川猿之助、司会初挑戦を「満喫しています」
2012年8月11日 19:56
[映画.com ニュース] 今年で第44回を迎えるNHKの音楽番組「思い出のメロディー」のリハーサルが8月11日、東京・渋谷のNHKホールで一部公開され、司会を務める歌舞伎俳優の市川猿之助とアナウンサーの黒崎めぐみが取材に応じた。
「今日から明日へ 時代をつなぐ歌がある」をテーマに、今年デビュー50周年を迎える舟木一夫、小林旭、由紀さおり、氷川きよし、夏川りみらが懐かしのヒットソングの数々を披露する。さらに、現在放送中の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でヒロインを演じる堀北真希をスペシャルプレゼンターに迎え、戦後復興期の流行歌を紹介する。
2代目市川亀治郎改め、今年6月に4代目市川猿之助を襲名したばかりの市川は、「大役を仰せつかって驚いている。歌謡曲が大好きなので、それを生で聞けるというのは司会者冥利に尽きる。自分が一番楽しんでいるのでは。満喫しています」。改めて歌のもつ力を実感したそうで、「政治経済は人が作るもので、その人を作るのは文化。どんな人でも涙を流した時は素直になる。舞台もそうだけど、歌にも人を感動させる確実な力がある」と熱く語った。68年生まれの黒崎アナも「生まれた頃の歌だけど、どれも色あせていなくて格好いい。時代をつなぐ歌があると強く感じた」と市川とぴったり息を合わせていた。
市川にとって初挑戦となる司会だが「ふだんは舞台の中央にいるけれど、今回は司会に徹しないといけない。緊張すると『ござります』とか、つい歌舞伎の言葉が出ちゃうので、古い言葉が出ないよう気をつけたい」と気を引き締めた。紅白歌合戦の司会オファーの可能性については、「最近の新しい歌は分からない。年末くらいは休ませて。家で楽しませてもらいます」と控えめに笑った。
第44回「思い出のメロディー」は、8月18日午後7時30分から放送予定。
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