米人気映画の3割にアップル製品が登場 宣伝戦略の転換が奏功
2012年8月8日 23:10
[映画.com ニュース] 現在アメリカで係争中のアップルとサムスンの特許訴訟がきっかけで、アップル製品がハリウッドの人気映画の実に3割に登場していることが明らかになったと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
同訴訟で、アップルはiPhoneの宣伝戦略について告白。iPhoneが初登場したのは2007年6月で、それ以前には大々的に宣伝を行っていたものの、ハリウッドでのiPhone人気に気づいた時点で戦略を転換したという。
アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長のフィリップ・シラー氏は、「映画やテレビ番組で有名スターがわれわれの製品を使用するのを見たいと思ったので、アップル製品を使いたい業界関係者に製品を提供する担当者を用意した」と話す。ブランディング分析サイトBrandchannelが今年行った調査によれば、01年から11年までにヒットした映画の3割にアップル製品が登場している。
たとえば、「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」には5分以上もアップル製品が登場しており、2300万ドルの経済効果だという。番組や映画のなかで製品やブランド名を紹介することをプロダクト・プレイスメントと呼び、企業側は宣伝費用を払うことを義務づけられることになっているが、アップルは宣伝費をいっさい払っておらず、商品を提供しているだけだ。同社の巧みな宣伝戦略が、一歩も二歩も進んでいることが浮き彫りになった。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ