伊藤歩&青柳翔主演「渾身」モントリオール映画祭に出品
2012年7月30日 06:00

[映画.com ニュース] 錦織良成監督の最新作「渾身 KON-SHIN」が、8月23日に開幕する第36回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門に出品されることが決まった。島根を舞台にした作品を多く手がける錦織監督が今作で描くのは、隠岐諸島の伝統行事・古典大相撲。主演を務める伊藤歩、「劇団EXILE」の青柳翔も喜びをかみしめている。
川上健一氏の同名小説が原作で、伊藤演じる坂本多美子が青柳扮する夫・英明と病死した先妻の愛娘・琴世とともに隠岐諸島で慎ましく暮らしているという設定だ。多美子は琴世が「お母さん」と呼んでくれないという思いを抱えるなか、20年に1度しか行われない遷宮奉祝記念の奉納相撲大会が夜通しで開催されることになり、英明は一生に一度しかチャンスが訪れない最高位・正三役大関に選ばれる。結びの大一番、家族が見守るなか英明はさまざまな思いを胸に土俵にあがる。
今回の吉報を受け、伊藤は「日本はもちろん、これをきっかけに海外のより多くの方々にこの映画を見ていただける! 日本の美しき文化が海外に響き渡ったらうれしい!」と思ったという。また、「島根県にある隠岐諸島は古き良き日本の文化や風習、人々のかかわりが色濃く残っている本当に美しい島です。皆さんにこの映画を見て、大きな深呼吸をしてもらえたらうれしいです。新しい風がより多くの方々の心に吹き、通ることを願っています」とコメントを寄せた。
映画出演4作目となる青柳も、「感謝の気持ちでいっぱいです! スタッフ、キャスト、そして島の皆が愛した作品を世界中の人たちに見てもらえてうれしいです!」と大喜び。「白い船」「うん、何?」「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の島根三部作で知られる錦織監督も、「日本人として日本を誇りに思えるような映画を、との強い思いで製作しました。ひと足早く海外の皆さんに見ていただける機会を得て、とても喜んでいます。日本の心が伝わるとうれしいですね」と語っている。
「渾身 KON-SHIN」は、2013年1月5日から島根・山陰地区で先行公開され、同12日から全国で公開。
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