人気モデルが勢ぞろい　内容はリアルすぎてショック＆ビクビク

ファッション業界で若くして競争の中で生きるモデルたち姿を描いた本作は、駆け出し専属モデルの雛子（本田翼）が悩みを抱えつつも、周囲に刺激を受けて成長していくさまが描き出される。セーラー服を基調にした衣装やキャラクターがプリントされたドレスなど華やかなファッションをまとい七菜香、大島、阿部は会場に作られたランウェイを闊歩し、観客の拍手を浴びた。

本作で初めて劇場版映画のメガホンをとった中村監督は、リアリティの追及を強調。「雑誌の撮影の現場にお邪魔させてもらったりしました。モデルの世界の裏側が分かってもらえると思います」と自信をのぞかせる。「non-no」専属モデルとして活躍する七菜香は「台本がリアルでした。スタッフさんにこれを本当に言われたらショックだなと思うようなことが書かれていて、ビクビクしながら撮影していました」と苦笑交じりに明かした。

華やかだけではないモデル業界だが、「同じ女性にあこがれてもらえるというのはモチベーションが高まるし、頑張ろうと思える」（七菜香）、「もっと成長しなきゃって思える」（大島）、「先輩の撮影なんかを見ていると勉強になるし、自分が成長できる場所」（阿部）とそれぞれにやりがいを感じている様子。ほかにも主演の本田をはじめ加賀美セイラ、河北麻友子ら各ファッション誌を彩る人気モデルが出演しており、中村監督は「モデルさんたちにふだんしていることを素直に出してもらいました。ディティールの部分で彼女たちにすごく助けられました」と感謝の思いを語った。

「FASHION STORY Model」は11月中旬、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開。