中東の独裁者がアメリカで行方不明!?「ディクテーター」予告編&ポスター解禁!
2012年7月13日 10:00
[映画.com ニュース] 本年度アカデミー賞のレッド・カーペットを独裁者姿で歩き、“故金正日総書記の遺灰”と称して粉をまくというパフォーマンスが全世界で話題を集めた、サシャ・バロン・コーエンのお騒がせコメディ「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」の予告編とポスタービジュアルが公開された。
実際のオバマ米大統領、クリントン米国務長官、キャメロン英首相が登場し、「今こそ打倒するとき」「独裁者に正義の裁きを下す」という演説シーンから予告編はスタート。コーエン演じる中東の独裁者アラジーン将軍が核ミサイル開発を疑う国連から呼び出され、意気揚々とニューヨーク乗り込むが、謎の男にヒゲを剃り落とされ、身元不明になってしまうてんまつが綴られていく。
途中、行く場所を失ったアラジーンが夜の街をさまよう寂しげなシーンが挿入されつつも、身を寄せることになった自然食品スーパーでの傍若無人な振る舞いや、観光客として乗り込んだヘリコプターで繰り広げる過激な会話は必見だ。
また、予告編にあわせて、ポスタービジュアルも公開。白い軍服に身を包んだ将軍様の姿が凛々しいが、“笑撃は核ミサイル級”と、過激さとコミカルさが同居するコピーが添えられている。
「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」は、「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」で“コメディの新しいジャンルを作った”と称されたコーエンが、これまでのフェイク・ドキュメンタリー方式ではなく、初めて脚本とストーリーを準備して臨んだ作品。明晰な頭脳と過激なパフォーマンスで鳴らす問題児が、どのような笑いを披露してくれるかに期待がかかる。
9月7日から全国で順次公開。