松田龍平&宮崎あおい、本屋大賞1位「舟を編む」映画化で石井裕也監督とタッグ
2012年7月13日 06:00

[映画.com ニュース] 2012年本屋大賞第1位に輝いた「舟を編む」が、俊英・石井裕也監督のメガホンのもと、松田龍平、宮崎あおいの出演で映画化されることが決まった。人とは違う視点で言葉をとらえる才能を買われ、辞書編集部の中心を担う馬締光也を演じる松田は「辞書を作ることで、言葉と人と向き合って成長していく役が今から楽しみです」と、7月下旬からの撮影を心待ちにしている。
本屋大賞受賞作は、これまでに1作を除き全て映画化されてきた。今年の受賞作は、「まほろ駅前多田便利軒」で第135回直木賞に輝いた三浦しをん氏の最新作。ある出版社で変わり者たちの寄せ集まった編集部で繰り広げられる、辞書という“舟”を編集する(=編む)物語だ。23万語におよぶ言葉の“海”に奮闘する変人編集部員・馬締と同僚たちの姿、そして馬締が下宿の大家の孫娘に初めて感じた思いをなんとか言葉にし、伝えようとするもどかしくもほほ笑ましいやりとりを描く。
原作者の三浦氏は、「信頼のおけるスタッフ、キャストの方に『舟を編む』を映画化していただけることになり、とてもうれしいです。辞書の世界がどう映像化されるのか、楽しみにしております」とコメントを発表した。
メガホンをとる石井監督は、「15年の歳月をかけて20数万語が収録された1冊の辞書を作り上げる。小説を読んで、この途方もない作業に敢然と立ち向かっていく人間たちの姿に感動した」という。そして、「ひとつの仕事をやり遂げるために人生をかけるとはどういうことなのか。答えは永久に見つからないかもしれませんが、悩みながら、考えながら、映画を作っていこうと思っています」と話している。
宮崎扮する林香具矢は、馬締の下宿・早雲荘の大家の孫娘で、板前の卵という役どころ。石井監督とのタッグについて、「初めての石井組ですが、2度目、3度目のスタッフ、キャストの方が多いので、とても楽しみにしています。石井監督のもとで香具矢という大人の女性をきちんと生きることができるように頑張ります」と意欲をみなぎらせている。
7月下旬にクランクインし、9月上旬に撮了予定。
「舟を編む」は、2013年4月13日から全国で公開。
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