原田芳雄さん一周忌に松田龍平ら“ナイン・ソウルズ”が9年ぶり再結集
2012年7月9日 08:00
[映画.com ニュース] 昨年、肺炎のため死去した故原田芳雄さんの主演作「ナイン・ソウルズ」が、原田さんの命日であり、2003年当時の公開初日にあたる7月19日に、“原田芳雄さんをしのぶ『ナイン・ソウルズ』舞台挨拶”を行うことが決定。松田龍平、千原浩史、鬼丸、板尾創路、渋川清彦、マメ山田、鈴木卓爾、大楽源太、豊田利晃監督が登壇し、劇中で原田さん演じる虎吉とともに逃亡劇を繰り広げた男たちが、9年ぶりに再結集する。
舞台挨拶は、東京・渋谷ユーロスペースで午後6時40分の回上映後に開催。さらに、原田さんの一周忌であることから、7月19日は舞台挨拶上映回も含め、1000円で今作を鑑賞することができる。
また、米ニューヨークで行われる映画祭“Japan cuts 2012”では、「TRIBUTE TO YOSHIO HARADA」が組まれ、原田さんが主演した今作、「大鹿村騒動記」が7月19日(現地時間)に上映される。
今作は、「ポルノスター」「青い春」に続く豊田監督の青春3部作の完結編。原田さんの一周忌にあわせ、約9年ぶりにニュープリント版でリバイバル上映されている。息子殺しや父親殺しなどさまざまな罪を犯した9人の男が、富士山麓に眠る金塊を目指し、刑務所を脱獄。逃避行の過程でさまざまな葛藤(かっとう)に直面しながら、人生の希望を模索する姿を描く。