MGM、「レイジング・ブル2」製作差し止めを求め訴訟
2012年7月6日 11:45

[映画.com ニュース] 米ロサンゼルスで撮影中の「レイジング・ブル2(原題)」の製作差し止めを求め、「レイジング・ブル」の権利を保有するMGMが訴訟を起こしたと、Deadlineが報じた。
1980年公開の「レイジング・ブル」は、実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を描く伝記映画で、巨匠マーティン・スコセッシの監督作品のなかでも最高傑作のひとつと名高い。同作は、1970年に出版されたラモッタの回想録「Raging Bull: My Story」を下敷きにしているが、ラモッタは1986年に「Raging Bull II: Continuing the Story of Jalke La Motta」と題した回想録の続編を出版しており、今回の映画版はこちらをベースにしている。
「レイジング・ブル2」には、マーティン・スコセッシ監督や主人公を演じたロバート・デ・ニーロ、前作のキャストやスタッフ、制作会社はかかわっておらず、原作者だけが共通している。これまでMGMは、現在91歳のラモッタと同作の制作会社に製作差し止めを要求してきたが、聞き入れられなかったため、今回、法的措置に出たという。
MGMの訴状によれば、前作「レイジング・ブル」の製作にあたり、ラモッタと執筆者のピーター・サベージは、70年に出版された回想録だけでなく、続編の映画化権も提供するという契約を76年に締結しているという。MGMによれば、ラモッタは「レイジング・ブル2」の映画化権を他社に売却する権利を保有していないため、製作の即時中止と、今後同様の続編企画が実現しないようにするための懲罰的な罰金を要求している。
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