草なぎ剛、クドカン4年ぶり監督作「中学生円山」に主演
2012年7月6日 05:00
[映画.com ニュース] 「SMAP」の草なぎ剛が、宮藤官九郎の4年ぶりとなる監督作「中学生円山」に主演することがわかった。シングルファーザーの下井辰夫役で、団地の主婦の輪に妙に溶け込み、仕事をしている様子もない謎の男という役どころ。草なぎは、「最初に本をいただいて読んだときは、めちゃくちゃな内容で笑えました。しかし撮影をしていると、笑いの中にだんだんと人間の温かみが出てきて奥深さが伝わってきました。宮藤監督はすごい面白い方なので、とにかく笑えます」と意欲をのぞかせている。
宮藤監督にとって、「少年メリケンサック」以来のメガホンとなる今作は、自ら脚本を手がけたオリジナル作品。エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生男子が、同じ団地に引っ越してきた謎のシングルファーザーと出会うことで成長し、本当に大切なものが何であるかを知る“クドカン流”ホームドラマだ。
草なぎ扮する下井と絆(きずな)を深めていく中学生・円山克也を、宮藤監督が脚本を担当したドラマ「11人もいる!」に四男の四郎役で出演した平岡拓真が演じる。また、その両親役として仲村トオルと坂井真紀がしっかりと脇を固める。
6月13日にクランクインした宮藤監督は、「4年ぶりの新作映画、ひとことで言うなら団地を舞台にしたアクション映画です」と説明。そして、「中学生の妄想から生まれた団地のヒーローを、草なぎくんに演じてもらっています。草なぎくんとはドラマなどで共演したことはありましたが、自作に出ていただくのは初です。今のところ『すげえ楽しい! すげえ面白い!』と言ってくれていますが、なにしろ梅雨の撮影だし、まだ半分も残っているし、油断は禁物です」とコメントを寄せている。
撮影は7月25日にクランクアップし、12月に完成予定。
「中学生円山」は、2013年公開。
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