沢尻エリカ、舞台挨拶欠席を謝罪 手紙で初日挨拶登壇意思を伝える
2012年7月5日 20:04

[映画.com ニュース] 沢尻エリカの映画復帰作となる「ヘルタースケルター」のジャパンプレミアが7月5日、都内の劇場で行われ、蜷川実花監督をはじめ大森南朋、綾野剛、水原希子、新井浩文が舞台挨拶に登壇。前日に伝えられていたように、主演の沢尻は体調不良のため欠席となったが、不在を詫びるとともに、7月14日の初日舞台挨拶には登壇するつもりであるという沢尻の手紙が読み上げられた。
人気漫画家・岡崎京子の作品の初の映画化として注目を集める本作。体のほとんどのパーツを美容整形手術で手に入れ、トップモデルの座に君臨するりりこ(沢尻)の狂気と転落を描く。
撮了からこの日を迎えるまで、約半年。蜷川監督は、「こんな濃い半年はなかった」と述懐。改めて撮影を振り返り、「エリカも私も前日にどのシーンを撮ったか分からないくらい全力疾走していました。私も彼女も魂をかけてこの映画にかかわれたと思います」と充実した表情をのぞかせた。沢尻の起用に関しても「主演は誰がいいかを考えたとき、何度考えても沢尻エリカしかいないと思った。撮り終えた今もこの役をやれるのは彼女しかいなかったと心の底から思っています」とゆるぎない信頼を語った。
沢尻だけでなく桃井かおり、寺島しのぶら強烈な個性を放つ女優が共演。3人と同時に絡むシーンもあった新井は、「すごく気を遣いますよね。希子ちゃんとやるときは正直、すごく楽しかった」と本音をのぞかせた。水原は、沢尻演じるりりこの地位を脅かす後輩の新鋭モデルを演じたが、「いつも優しくて妹分みたいにかわいがってくれました」とニッコリ。この日の不在にも「残念だけど、思い出はたくさんあるし、全然いいんじゃないかなと思います」とあっけらかんと語っていた。
沢尻とのディープなシーンもあった綾野は、「すごかったですよ、やっぱり。デリケートなシーンは前のめりになって入っていってしまうものですが、コミュニケーションを惜しまずに正しい姿勢で現場にいた」と沢尻を絶賛。そして、「この作品なら主演がいない舞台挨拶もアリじゃないかと思う」と語った。沢尻の手紙は「ヘルタースケルターを愛する皆さんへ」という書き出しで始まり、監督、共演陣、ファンへの謝罪の言葉とともに、「エリカはいっぱい悩んだけど、いっぱい伝えたい気持ちがあります。早くみんなに会えるよう公開に向け気持ちを立て直して頑張ります」と思いをつづった。
この日の午後、沢尻と電話で話したという蜷川監督は、手紙同様に「14日に向けて整える」という彼女の言葉を紹介。「劇場で会えるのを楽しみに待っています」とエールを送った。
「ヘルタースケルター」は7月14日から公開。
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