ニック・フロスト&ジョー・コーニッシュ監督、初顔合わせも意気投合
2012年6月27日 14:00

[映画.com ニュース] ロンドンの貧しい団地を舞台に、突如襲ってきたエイリアンと町を守るべく立ち上がった不良少年達の闘いを描く、SFアクション「アタック・ザ・ブロック」が公開中だ。今作が初メガホンとなるジョー・コーニッシュ監督と、出演のニック・フロストに話を聞いた。
本作は低所得者層用団地の界隈で、暴力やカツアゲをして住民を困らせている不良少年が主人公。突如空から降ってきた凶悪なエイリアンと、若者たちとの間で繰り広げられる激しいバトルに焦点を当てる。「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のエドガー・ライトが、製作総指揮を務めている。
劇中で最も強烈なインパクトを放つのは、目がないうえに奇妙な動きで群れをなして襲いかかるエイリアン。そのキャラクター作りを、コーニッシュ監督は「どんなエイリアンにするかアイデアを練るのに時間がかかったんだ。歯茎で匂いをかぐことができるエイリアンなんだけど、その特徴はネコの性質から連想したもの。実は科学的要素も考えて作ったんだよ」と、こだわりを持って生み出したことを明かす。そして、登場人物の設定を練るのも実に楽しかったとつけ加え、クセのある役を見事に演じたフロストへ笑顔を見せる。
不良少年たちの仲間で、常にマリファナ吸っているロンを演じたフロストは「僕は去年、宇宙人と戦うような役をやって、今回はエイリアン。まさかこんなことをいう日が来るとは思ってもみなかったけど……未知の生物とのバトルに慣れて来たな」と笑う。フロストは、武器を振り回す少年たちの間で、マイペースな立ち居振る舞いをするキャラクターを存在感たっぷりに演じており、作品に絶妙なスパイスを加味している。
テレビ番組の制作経験はあったが、映画は初めての経験だったコーニッシュ監督。「すべての出来事が素晴らしい経験だった。実は12歳の時から映画を作りたいと思っていたんだ。この作品のアイデア自体は10年くらい前からあって、着手したのが2年前。書きながら練る作業が楽しくて、好きなんだと実感したよ」。
隣で同調しながら、本作への出演を光栄だと述べるフロスト。「もし、コーニッシュ監督の次回作に出ることになったら、今度は危険な役をやってみたいかな。例えば殺人鬼とか」。そう新たな提案をすると、コーニッシュ監督も「ぜひやりたいね」とニヤリ。ユーモアと映画を愛する2人の空気感から、今作への自信がうかがえた。
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