ルパート・エベレット、オスカー・ワイルド伝記映画で監督・主演
2012年5月24日 18:30

[映画.com ニュース] 「アナザー・カントリー」「ベスト・フレンズ・ウェディング」で知られる英俳優ルパート・エベレットが、アイルランド出身の詩人・作家オスカー・ワイルド(1854~1900)の伝記映画「Happy Prince」で監督デビューを果たすことがわかった。エベレットは脚本と主演を兼ねる。
「Happy Prince」は、ワイルドの童話「幸福な王子」の原題。映画では、同性愛をとがめられ投獄され、出所後は失意のうちにヨーロッパを放浪、46歳で死去したワイルドの悲劇的な晩年に焦点を当てる。ただし、米ハリウッド・レポーター誌によれば、トーンとしてはコメディタッチになり、ワイルドらしい辛口のウィットとブラックユーモアに富んだ内容になるという。
エベレットがワイルドを、「アナザー・カントリー」でも共演したコリン・ファースがワイルドの親友レジナルド(レジー)・ターナー役を演じる。ほか、エミリー・ワトソン、トム・ウィルキンソンらが出演。撮影を「コントロール(2007)」のマーティン・ルーエ、美術を「白いリボン」のクリストフ・カンターが担当する。ドイツとイギリスの共同製作で、2013年夏のクランクインを予定。
同性愛者であることをカミングアウトしているエベレットは、以前からワイルドの信者・紹介者として知られており、本作は悲願の企画といったところ。過去には、ワイルド原作を映画化した「理想の結婚」(99)「アーネスト式プロポーズ」(02/原作「真面目が肝心」)に出演している。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント