“江戸スタイル”で金環日食を観測 滝田洋二郎監督も興奮
2012年5月21日 10:00
本作は江戸時代に太陽と星の動きを観察し、日食を予測したとされる天文学者・安井算哲の物語。映画の舞台にもなった金王八幡宮には劇中で算哲が使った観測器具が登場し、日食観測も“江戸スタイル”だ。あいにくの曇り空だったが、午前7時半頃には上空に美しい光のリングが出現。東京では173年ぶりとなる世紀の天体ショーに「興奮しましたし、うれしい。雲のおかげで、肉眼で見ることができた」(滝田監督)、「雲が憎い演出をしてくれましたね。金王八幡宮のご利益ですね」(冲方氏)と大喜びだった。
映画本編のクライマックスにも金環日食が登場するといい、滝田監督は「9月15日には、劇場のスクリーンにもう一度金環日食が現れるので、ぜひよろしくお願いします」とアピール。観測会の後には、本殿にてヒット祈願が行われた。
「V6」の岡田准一演じる江戸時代前期の囲碁棋士で、天文歴学者の安井算哲(後の渋川春海)が、800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、改暦の大事業に挑む姿を描く。宮崎あおいが算哲の妻で、美しく気丈な娘・えんを演じている。先日、東京・青海の日本科学未来館にあるプラネタリウムで製作報告会見が行われ、岡田は「こんなすごいタイミングで公開できるなんて、ミラクルを感じる」と同じ年に金環日食と映画公開が“重なる”偶然に興奮しきりだった。
「天地明察」は9月15日から全国で公開。
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