金環日食を全国5カ所でUST配信　滝田洋二郎監督らも参加

(C) 2012「天地明察」製作委員会

［映画.com ニュース］　5月21日に発生する金環日食が、全国5カ所でUSTREAM配信されることが決定。映画「天地明察」が日食を予測した安井算哲（後の渋川春海）の物語であることから、滝田洋二郎監督と原作者の冲方丁氏が、東京・渋谷の金王八幡宮で行われる観測会にゲスト参加する。劇中に登場する器具を使い、金環日食を観測する予定だ。

当日は金王八幡宮をはじめ福島・郡山駅西口広場、京都・上賀茂神社、香川・さぬき市立造田小学校1、熊本・八代のさかもと八竜天文台の5カ所で観測を実施。福島、京都、香川、熊本の4会場では、「金環日食になるか、部分日食になるか」を判定する。

また今作の公開を記念し、「金環日食キャンペーン」を企画。完成披露試写会鑑賞券、高価天体望遠鏡などが抽選で当たる「5月21日！金環日食に見える場所を当てよう！」クイズや、Twitterと連動した金環日食マップキャンペーンが行われる。

「天地明察」は、2010年第7回本屋大賞を受賞した冲氏の小説が原作。「V6」の岡田准一と宮崎あおいが、「陰日向に咲く」以来約4年ぶりに共演する。江戸時代前期を舞台に、従来の暦の誤りを見抜いた天文暦学者の算哲が、20年以上の歳月をかけ日本独自の太陰暦をつくり上げる姿を描く。佐藤隆太、市川亀治郎、岸部一徳、市川染五郎、中井貴一、松本幸四郎らが共演。9月15日から全国で公開。