伊藤英明主演の問題作「悪の教典」にベネチア映画祭経験者ずらり!
2012年5月10日 05:00

[映画.com ニュース] 伊藤英明が悪役に挑む「悪の教典」に、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、山田孝之が出演していることがわかった。今作にはメガホンをとる三池崇史監督を筆頭に、ベネチア国際映画祭の経験者が5人も結集。4月10日のクランクインから1カ月が経過し、撮影はこれから怒涛(どとう)の殺りくシーンに突入する。
貴志祐介氏の問題作を映画化する今作に、頼りがいのある面々が勢ぞろいする。キーワードは、ベネチア。海外の映画祭では常連となった三池監督は、2007年に「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」で今作の主演を務める伊藤と、10年に「十三人の刺客」で山田と同映画祭に参加。さらに染谷と二階堂は昨年、園子温監督作「ヒミズ」で日本人として初めて最優秀新人俳優賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝いている。
伊藤が演じる“映画史上最凶最悪の高校教師”蓮実聖司は、「ハスミン」と呼ばれるほど生徒から絶大な人気を誇り、職員やPTAからも信頼されているが、実は他人への共感能力に欠けた生まれついてのサイコパス(反社会性人格障害)。問題だらけの学校で教壇に立ちながら、最善の策と判断すれば躊躇(ちゅうちょ)せずに殺人をおかす。そして、自らの失敗を隠滅するため、受け持つクラスの生徒全員を惨殺する暴挙に出る。
蓮実が担任する2年4組のなかでも直感が鋭く、蓮実への不信感を抱いている片桐怜花に扮する二階堂は「思いこがれていた三池組です。最高のエンタテインメントになるよう、現場に激しく片桐怜花をぶつけていきたいと思います」と並々ならぬ意欲をのぞかせる。染谷は、怜花に思いを寄せる集団カンニングの首謀者・早水圭介を演じるに際し「赤にもいろいろな赤があると思いますが、三池大先生のイメージする赤色の血を流したいと思います」とコメントを寄せた。
林が演じるのは、怜花と同じ2年4組の生徒で、蓮実の同僚教師と関係をもつ前島雅彦。山田は、「台本を読んでストーリーや役にひかれたのと、やはり三池さんの作品には出たいという気持ちからオファーを受けました」と、蓮実の同僚で生徒にセクハラする体育教師・柴原徹朗役を引き受けた経緯を説明した。
「私は、主人公・ハスミンの奴隷だ。もう誰にも止められない」と三池監督がコメントを寄せ、R指定も辞さない覚悟で撮影に臨んでいる今作もまた、第69回ベネチア国際映画祭への出品を目指している。臼井央プロデューサーは「クランクアップ後、すぐに三池監督が編集作業に入り、急ピッチで海外映画祭の選考に間に合うよう進めるスケジュールを組んでいます」と語っている。
「悪の教典」は、11月10日から全国で公開。
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