ジョージ・クルーニーに梅宮辰夫が心底共感!?
2012年5月10日 21:57

[映画.com ニュース]「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン監督7年ぶりとなる最新作で、第84回アカデミー脚色賞を受賞した「ファミリー・ツリー」のイベント試写会が5月10日に都内で開催され、辰夫・アンナ・百々果の三代にわたる“梅宮ファミリー”がトークショーに出席した。
反抗期の長女、問題児の次女、2人の娘を持つハワイの父親(ジョージ・クルーニー)が、妻の突然の事故と不倫発覚をきっかけに家族の絆を見つめ直す姿が描かれる同作にちなみ、芸能界で最も有名な父娘として登場した梅宮辰夫とアンナ。梅宮は40年前にハワイに飛び、アンナを妊娠していたクラウディアと現地で挙式した経験を持つほどのハワイ通だ。
「ハワイの空港に降り立つとプルメリアの香りがして、ムームーを着た美女の皆さんが歓迎のレイをかけてくれて、“ああ、これがハワイなんだなあ……”と思いましたね」と当時を懐かしみ、「(母親の)おなかの中にいるときに初めて訪れて、もう数え切れない程行っています」というアンナも、「気候がいいですよね。ハワイ独特の匂いが好きで。海も空も緑も、すべてが美しくて気持ちいいんです」とハワイの魅力を続けた。
映画の感想を問われると梅宮は、「男は……お父さんは、ちゃんとやらなきゃなあ。男はやっぱりこうじゃなきゃいけない、という気持ちになりました」と、妻の不倫や娘たちのこと、そして先祖から譲り受けた土地をどうするかの決断を迫られる主人公マットに共感した様子。アンナは、「登場する2人の娘に自分と(姉妹みたいに接している娘の)百々果を重ねて見ていました。ああ、私も15歳の反抗期の頃はこんなこと言ってた言ってたって(笑)」と語り、「ディープなテーマも出てきますが、舞台がハワイということもあって、そこまで深刻な気持ちにならずにすむと思います。家族(とどう付き合えばいいのか)の参考にもなります」と見どころをアピールした。
イベントでは、モデルデビューも果たしているアンナの長女・百々果ちゃんが、4歳から習っているというフラダンスをチームで披露。また、「ファミリー・ツリー」に楽曲を提供しているスラック・ギタリストのジェフ・ピーターソンも生演奏し、会場を魅了した。
「ファミリー・ツリー」は、5月18日から全国で公開。
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