阿部寛「テルマエ・ロマエ」、伊映画祭でマイムービーズ賞受賞
2012年4月30日 16:03
[映画.com ニュース] 阿部寛が主演する映画「テルマエ・ロマエ」が4月28日(日本時間29日)、イタリアで開催された欧州最大規模のアジア映画祭・ウディネ・ファーイースト映画祭で、ネット投票によって選出されるマイムービーズ賞を受賞した。
日本をはじめ韓国、中国、台湾ほか10の国と地域から62作品が出品された同映画祭。日本からは今作をはじめ「モテキ」など11作品が招待されたが、コンペティション部門では唯一の受賞となった。
コンペ部門には観客賞、ブラックドラゴン賞、マイムービーズ賞の3つから構成されている。過去には、ブラックドラゴン賞は2011年に中島哲也監督作「告白」、マイムービーズ賞は09年に蒼井優主演作「百万円と苦虫女」が受賞している。今作が受賞したマイムービーズ賞は、ネット投票No.1という証であり、欧州の映画ファンから厚く支持された格好だ。イタリアでの公開を調整中の今作にとっては、追い風となる受賞といえる。
イタリア人の夫をもつ漫画家ヤマザキマリの同名ギャグ漫画(「月刊コミックビーム」で連載中)が原作で、「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞した話題作。アイデアに煮つまった古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、友人に誘われて訪れた公衆浴場で現代の日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、「平たい顔族(=日本人)」。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは、そのアイデアを古代ローマに持ち帰り名声を得ていく。
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