金正日、フセインを超える独裁者? S・B・コーエン新作爆笑必至の特報公開!
2012年4月27日 12:03
[映画.com ニュース] 「ブルーノ」「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」で知られる英俳優サシャ・バロン・コーエンの新作「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」。爆笑必至の特報動画がこのほど公開された。
今作は、自国が民主主義に傾かないよう奮闘する世界一危険な独裁者アラジーンが、米ニューヨークで行方不明になる騒動をブラックユーモアたっぷりに描く。「ボラット」のラリー・チャールズ監督がメガホンをとった。ベン・キングズレー、ジョン・C・ライリー、アンナ・ファリスらが共演するほか、ミーガン・フォックスが本人役で出演している。
コーエンは北朝鮮の金正日総書記の死去に際し、アラジーン名義で「我々は息子の金正恩の“悪の枢軸”入りを歓迎します」と追悼メッセージを発表。第84回アカデミー賞授賞式には、軍服で登場し、金総書記の遺灰に模した白い粉をレッドカーペットにまき、警備員に連行される騒動を起こした。
このほど公開された特報動画では、生前のカダフィ大佐、金正日総書記、フセイン大統領の姿に続き、“民主化の波にたった一人で抗う男”としてコーエン扮するアラジーンが登場。陸上競技で競争相手をピストルで撃ちながら1位ゴールするなど傍若無人にふるまう様が映し出されている。
「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」は、9月7日から全国で公開。