「ダークナイト・ライジング」のIMAXフッテージ、前作の2倍の約1時間
2012年4月25日 11:45

[映画.com ニュース] クリストファー・ノーラン監督の最新作「ダークナイト・ライジング」で、IMAXカメラの撮影フッテージが1時間を超えることが明らかになった。
IMAXは、通常の映画で使用されるフィルムよりもはるかに大きなサイズで記録・上映する規格のひとつで、通常の劇場よりも大きなスクリーンを通じ、観客に映画のなかにいるような感覚を提供することができる。ただし、IMAXカメラは機動性が悪いうえ騒音を立てることから、ドキュメンタリー映画以外ではめったに使われることがない。
ハリウッド映画をIMAX劇場で上映する場合、通常のフィルムで撮影したものをアップコンバートするのが常識となっていたが、ノーラン監督は前作「ダークナイト」でその慣習を打ち破った。一部のシーンをIMAXカメラで撮影した結果、約40分の映像が同作に含まれることになった。「ダークナイト」のIMAX映像は他の映画作家にも衝撃を与え、ブラッド・バード監督は「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」の一部で使用、J・J・エイブラムス監督も現在撮影中の「スター・トレック2(仮題)」で使用中だ。
3D映画全盛のなか、2Dながらも迫力の大画面映像を提供するIMAXブームの先駆けとなったノーラン監督は、「ダークナイト」の続編「ダークナイト・ライジング」では増量。全フッテージのうち1時間以上がIMAX映像であると、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材で明らかにしている。
ノーラン監督が夢中になったきっかけは、シカゴ科学産業博物館で「エベレスト」などのドキュメンタリー映画を見たからだという。「ヘリコプターが着陸するとき、劇場内の観客のだれもが体を避けるんだ。あれほど映画のなかに入りこんでいる観客を見たのはあれが初めてだったよ」。「ダークナイト・ライジング」は、アメリカでは7月20日に通常館とIMAX劇場で同時に封切られる。日本公開は7月28日。
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