「ジョン・カーター」監督が痛感“実写映画は体力勝負”
2012年4月13日 21:30

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」や「アバター」など、多くのスペクタクル・アドベンチャーに影響を与えたSF小説の古典的傑作「火星のプリンセス」を、“実写”映画として映像化したのは、「ウォーリー」で名を馳せたディズニー/ピクサーの“アニメーション”監督だった。アンドリュー・スタントンは、なぜ実写で製作したのだろうか。
「とにかく、僕が『ジョン・カーター』の大ファンだったからさ。10歳の時に初めて原作を読んで、“この話の映画が見たい!”と思った。もちろん実写のね。何人かの監督が映画化のプロジェクトを進めていたけど、それが00年代の中ごろに頓挫してしまった。“このままじゃ、カーターの映画を一生見られないかもしれない!”と思ったら……もう自分で撮るしかないよね(笑)」
答えは非常にシンプル。まさに30年以上にわたる一ファンの“見たい”という願いが、ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作でもある壮大なプロジェクトを完成させた。とはいえ、苦労は多かったようで「実写映画はとにかく体力が要る」ことを痛感したという。「(会議や打ち合わせで座りっぱなしのアニメ製作とは違って)100日間の撮影期間中、朝から晩までずっと立ちっぱなしなんだから」と笑う。
「アニメは、あらかじめあらゆることをプランニングするから、驚くような要素や偶然はない。でも、実写の現場では予想もしていなかったことが起こるし、そのことに対して瞬時に判断を下していかなくちゃいけない。大きな違いだよね」
カーター役のテイラー・キッチュや、灼熱の砂漠で高足に乗って演じた姿が見事なCGキャラクターとなったウィレム・デフォーほか、生身の俳優によるケミストリーを「実写の素晴らしいところだと思う」と熱弁したが、唯一「フラストレーションがたまった」と明かしたことがあった。
「それは、ジョン・カーターの“ジャンプ”。アニメなら10分程度で作れちゃうのに、今回はクレーンが出てきて、ワイヤーでスタントマンを吊って……って、あっという間に3、4時間だよ! それにテイラーが着地するときのアクションも、本当はもっとダイナミックな“重力”を表現させたいのに、安全性の面から制限があったんだ。アニメならできたのに!(笑)」
「ジョン・カーター」は公開中。

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