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今作は3D!最新技術に迫る「ホビット」ビデオログ第4弾

2012年4月13日 16:00

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壮大な冒険が、今回は最新3Dで描かれる!
壮大な冒険が、今回は最新3Dで描かれる!
(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」のプリクエル「ホビット」2部作の製作現場から、メガホンをとるピーター・ジャクソン自らが最新情報を伝える「『ホビット』ビデオログ」の第4弾が、解禁となった。今回は、シリーズ初となる“3D”を大特集。「夢がかなった」とジャクソン監督も興奮する3D撮影について、技術的ノウハウに迫るレポートとなっている。

倉庫にずらっと並ぶカメラは、48台のレッド社の“エピック”。前3部作の製作時には見送られていた3D撮影だったが、その後カメラの小型化が進み、「3Dのために撮影手法を制限したくなかった」というジャクソン監督の希望を見事にクリア。手持ちカメラからクレーンに至るまで、多岐にわたる機材が導入されている。そのカメラにはそれぞれ名前が付けられているそうで、監督の祖父や父、プロデューサーの祖母、そして飼い犬の名前に至るまで、次々に紹介されていく様子が笑いを誘う(なかには、伝説的なバンドメンバーの名を持つ4台のカメラまで)。

「スクリーンが切り取られて、そこから世界をのぞいているようだ」と表現するその映像は、フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ“4K”のさらに上を行く、“5K”撮影のたまもの。通常の映画の倍である秒間48フレーム、撮影と同時進行で立体にする作業ができることもあり、現実世界のように感じられるという。ビデオログには、現場を訪れた前3部作からの続投キャストが3Dメガネで映像を確認し、「すごい迫力だ」と驚いている姿も収められている。

その後は、鮮明な3D映像に対応するために工夫を重ねた、美術部門やメイクアップ部門を紹介。監督にイメージを伝えるために、コンセプト・アートまで赤と青の3Dバージョンで製作している様子が伝えられる。最新鋭の機材とクリエイターたちの総力により臨場感あふれる映像世界が追及され、観客は「ホビット」の幻想的な世界にまさに“踏み込む”体験をするに違いない。ジャクソン監督によれば「この後は、スタジオを離れて数カ月間のロケ撮影に向かう。次は、ニュージーランドのロケ地からお届けするよ」。

2部作の前編「ホビット 思いがけない冒険」は、12月14日より全国公開。

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