爆発的ヒット「ハンガー・ゲーム」続編に暗雲!? 監督の契約交渉が難航
2012年4月8日 16:30

[映画.com ニュース] 全米で爆発的なヒットを記録している「ハンガー・ゲーム」の続編の監督交渉が難航していると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
スーザン・コリンズのヤングアダルト小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」は、独裁国家が支配する近未来を舞台に、少年少女の殺し合いのゲームに参加させられた16歳の少女の活躍を描くサバイバルストーリー。原作は3部作で、同作を製作するライオンズゲートは、最終章を前後編に分割した計4部作としての映画化を目指している。
続編「ハンガー・ゲーム/キャッチング・ファイア(原題)」には、ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワースといった主要キャストの出演が決まっているものの、脚本と監督を手がけたゲイリー・ロスとの交渉が暗しょうに乗り上げているという。脚本家出身のロス監督は、「カラー・オブ・ハート」や「シービスケット」といった作品を手がけたベテランだが、今作の脚本と監督を務めるに際し、比較的安価な300万ドルのギャラで了承した経緯がある。
同作が既に世界興行収入で3億7000万ドルを超える大ヒットとなっていることから、ロス監督サイドはギャラのアップを要求。インディペンデントのライオンズゲートは、これまでに知名度のあるベテラン監督を起用した経験がないこともあり、メジャースタジオ並みの監督料を支払うつもりはないようだ。
かつて、サミット・エンターテイメントが「トワイライト」の続編を製作する際、監督料を節約するために第1弾の功労者であるキャサリン・ハードウィック監督を降板させたように、ライオンズゲートもロス監督を降板させ、別の監督を起用する可能性はある。ただし、今作はティーン小説の映画化ながら作品のクオリティに対する評価が高いため、ライオンズゲートとしてはクリエイター陣の変更は避けたいところである。
また、ロス監督は監督料こそ低いものの、5%という高いロイヤリティ契約を結んでいることから、多額のギャランティが手に入ることになっており、双方が歩み寄りを見せる可能性は高い。なお、続編「ハンガー・ゲーム/キャッチング・ファイア(原題)」は「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ボーフォイによる草稿が完成しており、今秋クランクイン、2013年11月の全米公開を予定している。
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