人気モデル・本田翼「FASHION STORY」主演で銀幕デビュー！

2012年3月25日 12:00

［映画.com ニュース］　人気女性ファッション誌「non-no」専属モデルの本田翼が、ファッションモデルのリアルな生きざまを描く「FASHION STORY」で映画初出演にして主演を務めることがわかった。本田はこのほど、撮影中の都内のスタジオで共演の加賀美セイラとともに報道陣の取材に応じた。

将来の進路に迷っていた高校生モデルの雛子（本田）が、撮影でコンビを組むことになったトップモデルのミホ（加賀美）と一緒に仕事をするうち、葛藤しながらも自分の進むべき道を見出していく。本作が劇場公開作デビューとなる中村さやか監督が、モデルたちの“本音”を繊細なタッチで描き出す。現役モデルたちが総出演しており、モデルの世界をリアルに作り上げた。

本田は「雛子は、ミホのようなトップモデルと出会ったことでプロとして仕事をしていくことの素晴らしさに気づいていく。役柄と自分がかぶる部分も多くて、監督もそれを分かってオファーしてくれたと思うし、それをうまく生かしてくれている。とにかく精一杯やっています」と意気込みを語る。そして「モデルは自由にポーズを取れるけど、演技は台本をベースにしているので覚えることが多くて大変。感情を表に出さない役なので、セリフのないシーンで表情だけで伝えるというのがすごく難しいです」と女優業のやりがいと難しさを実感。さらに、「最初は監督のこと怖そうだなって思っていたけど、とにかくよく笑う方で、ちゃんと意見を聞いてくれるし丁寧にケアしてくれる。初めての映画が（中村）監督で良かった」と全幅の信頼を寄せていた。

雛子があこがれるトップモデル役の加賀美は、「それぞれ違う心境のもと1つの雑誌を作り上げていく過程がドキュメンタリータッチに描かれる。いろんなモデルさんたちとの絡みや恋愛模様など、モデルが実際にどういう生活をおくっているのかがよく見えると思う」とリアリティを追求。映画初出演の今作でキスシーンに挑んだそうで、「車の中で好きな彼とキスを交わすシーンがあって、みんなに近くでがっつり見られているのが本当に恥ずかしかった」と照れ笑い。「写真では声を出せないけれど、芝居は声に出して表現する。台本を読んだときは不意を打たれるシーンが多くてできるかなって不安もあったけど、演じるのは大好きなので今後もやっていきたい」と意欲的だった。

「ViVi」専属モデルの河北麻友子もモデル仲間役で出演しており、「今回の撮影はドキドキワクワク。私が演じるレナは、大学に行きながらモデル業をしている20歳で、恋愛がうまくできずにちょっと悩んでいる役。自分も高校に通いながらモデル業をしていたので気持ちが分かる」と共感コメントを寄せた。

「FASHION STORY」（製作：オールインエンタテインメント）は、2013年公開予定。