13人のドワーフに焦点を当てた「ホビット」ビデオログ第3弾が公開
2012年3月23日 19:20
[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚「ホビット」2部作を製作中のピーター・ジャクソン監督が、自ら現場の様子を伝える「『ホビット』ビデオログ」の第3弾が公開されている。
今回も見どころが満載。ジャクソン監督が対談相手のアンディ・サーキスを探してスタジオをさまよう小芝居風のオープニングが、「007」シリーズの聖地であるパインウッド・スタジオというのも驚きだが、その後には、撮影3日目に行なわれた重要なシーン、ゴラムとビルボが出会う洞穴での様子が続く。モーション・キャプチャーのセンサーを体中に付け、サーキスがゴラムそのままの動きを見せる。「モノマネしているみたいな不思議な気分だった」と語り、ジャクソンは「(ビルボ役の)マーティンが初めて演技する相手が君だったなんて気の毒だよ」と笑う。
ジャクソンが「映画化を敬遠していた理由」として挙げている、13人のドワーフも大フィーチャー。ボンブール役のスティーブン・ハンター、ノーリ役のジェド・ブロフィー、ボフール役のジェームズ・ネズビットらドワーフ役の面々が登場し、キャラクターの紹介や撮影の苦労を明かしている。さらには、13人のドワーフが結集した袋小路屋敷での食事シーンの際に、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作でドワーフのギムリを演じたジョン・リス=デイビスが表敬訪問。ギムリの父親グローイン役のピーター・ハンブルトンと「父さん!」「我が息子よ!」と抱き合うシーンがほほ笑ましい。
「彼らと会うとまるで映画の中にいるみたいだ」とジャクソン監督自身が漏らす、ヒューゴ・ウィービング演じるエルロンドや、ケイト・ブランシェットのガラドリエルの撮影風景も網羅。ラストには、あっと驚く“あの人物”も登場しており、今回もファン必見の動画レポートとなっている。
2部作の前編となる「ホビット 思いがけない冒険」は、12月14日から全国公開。