母娘演じた優香&美山加恋、育休初取得の広島県知事を訪問
2012年3月14日 20:00
[映画.com ニュース] 女優でタレントの優香が3月13日、広島県庁で行われたアニメ映画「ももへの手紙」の「父から娘への手紙」キャンペーンの記者会見に美山加恋と出席。“育児休暇を初めて取得した知事”として知られる、湯崎英彦広島県知事を訪問した。
同キャンペーンは、“大切な人との思いを深める”という目的で実施。今作の舞台となった広島限定で、家族をはじめとした大切な人に宛てた手紙を募集し、選考により優秀作を決定する。湯崎知事は、同キャンペーンの選考委員に就任した。
今作で初の母親役に挑戦した優香は、「しかるときも愛情がものすごくあったり、母親の声を担当して両親の気持ちがちょっとずつわかってきました」と述懐。「見終わったときには、自分の大切な家族や大好きな人に会いたくなる」作品だと胸を張り、「家族は側にいればいるほど、思いやりが薄れてしまったりわがままになってしまいますが、家族で一緒に見て会話のきっかけになればいいな」とアピールした。
今作のテーマは「家族のきずな」だという美山は、「お母さんが自分の気持ちを理解してくれず、つい余計なことを言ってしまうところは、自分と母親を思い出した」と演じたキャラクターと自分を重ねた。そして、「どんなに近くても言わないとわからないこともあるし、伝えなくては相手につながらないことがある」と言葉にすることの重要性を語った。
「ももへの手紙」は、「人狼」の沖浦啓之監督が12年ぶりにメガホンをとった長編アニメ。大自然に囲まれた小さな島を舞台に、中学生のももが体験する不思議な出来事を通して家族の愛を描く。美山、優香をはじめ西田敏行、山寺宏一らが個性豊かな妖怪役で参加。4月7日から広島、愛媛で先行公開。4月21日から全国で公開。