映画版“まさお君”を演じた俳優犬、本家TV番組で旅犬に大抜てき
2012年3月6日 14:30
[映画.com ニュース] テレビ東京とBSジャパンで放送された人気動物バラエティのエピソードを、SMAPの香取慎吾主演で映画化した「LOVE まさお君が行く!」で犬のまさおを演じたラブラドール・レトリーバーのラブが、映画のもとになった番組に“旅犬”として出演し、全国を旅することが決定し3月6日、犬たちと一緒に旅に出る芸人の“松本君”こと松本秀樹とラブ、まさおの娘のエルフが出席した。
映画の元となったのは「ペット大集合!ポチたま」の中の人気コーナーで、売れない芸人の松本と誰もが自分のことを愛してやまないと信じ込んでいる“おバカ犬”のまさおが各地をめぐる「まさお君が行く!!ポチたまペットの旅」。まさおが引退し病死した後は、2代目の旅犬として息子のだいすけが後を継いで活躍していたが、そのだいすけも昨秋に急逝。この2月まではだいすけの追悼特集として「だいすけ君メモリアル」が放送されてきたが、3月7日からタイトルを「ポチたまペットの旅」と改め、だいすけの遺志を継いだ兄の翼、姉のエルフ、弟のロックが交代で松本君と旅に出ることに。そして亡きまさおとそっくりの容ぼうを持ち、映画にまさお君役で出演したラブもこの旅に抜てきされることになった。
松本がエルフとラブを連れて会見場に入ってくるも、2匹はなかなか落ち着かずに吠えたり、マイクをなめようとするなどヤンチャぶりを発揮。松本は早くも制御不能なムードを露呈しつつ「エルフはちっちゃいだいすけという感じです。女の子と旅するのは初めてなので、その辺も見どころです。ラブは、スタッフ一同ビックリするくらいまさお君にそっくり! いい意味でお笑い犬としてのハプニングに期待してます」とうれしそうに語った。
映画化については「最初に話を聞いたとき『とうとう僕も売れたか。キター!』と思いましたが、スタッフさんが『松本君役の俳優さんは……』とか言ってるのを聞いて、何言ってるんだろう? 松本秀樹は生きてるぞと思った」と自らが主演すると勘違いしていたことを告白。撮影現場を訪れ、自身の役を演じる香取とも対面したが「最初に香取さんに『まさお君のことは知ってましたか?』と聞いたら『もちろん知っていました』と言ってくださりましたが『僕、松本秀樹のことは?』と聞いたら『知りませんでした』と大きな声で言われました(苦笑)。でも『お会いできてうれしかったです』と言ってくださりホッとしました」と明かし笑いを誘っていた。
ちなみに撮影中、香取が子犬のだいすけをとり上げるシーンの撮影があったまさにその日、だいすけは天国へと旅立った。さらに、松本と香取が顔を合わせた日はまさおの命日だったそうで、プロデューサーの林祐輔は「松本くんも『天国でまさおが何かしてる』と言ってました。これから何かが起きるのを期待してます」と語った。
すでに発表された4匹に加え、まさおの生みの親であるエリーの血を引く犬の中からさらにもう1匹、“旅犬”が選ばれることも決定。松本は「まさおやだいすけと一緒に行ったところを訪ねるのも見どころだし、犬たちは暑いの苦手なので涼しい北海道とかに行きたいですね」と今後の旅への意欲を語った。
「ポチたまペットの旅」はBSジャパンにて放送。映画「LOVE まさお君が行く!」は6月23日より公開。
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