ターセム・シン監督、実写版「白雪姫」予告編に激怒
2012年3月6日 18:35

[映画.com ニュース] 「インモータルズ 神々の戦い」のターセム・シン監督が、童話「白雪姫」を実写映画化した新作「ミラー・ミラー(Mirror Mirror)」の予告編に激怒している。
米リラティビティ・メディア製作の同作は、白雪姫役をリリー・コリンズ、意地悪な継母役をジュリア・ロバーツが演じ、オリジナルの童話にアドベンチャーとコメディの要素を加えている。
公開された予告編はロバーツのコミカルな演技がフィーチャーされ話題を集めているが、シン監督は英DigitalSpyのインタビューで「私は監督のはずだ。毎度ながら彼らにはまったく腹が立つ。映画は素晴らしい出来なのに、予告編はまるでその魅力が反映されていない」とコメント。自分の意図とは違う、スタジオのプロモーションの方向性に怒り心頭の様子だ。予告編の編集にはあまり関与していなかったようで、「インモータルズ」のときの経験から、マーケティングではなく作品そのものに目を向けるよう心がけたと明かしている。
「ミラー・ミラー(Mirror Mirror)」が、米ユニバーサル・ピクチャーズ製作、クリステン・スチュワート主演のライバル作品「スノーホワイト」に比べて、より子ども&ファミリー向けの作風であることは、シン監督も認めている。全米公開が「スノーホワイト」の6月1日より早い、3月30日になったことについては「私たちにはそれしか選択肢がなかった。彼らは2番目に公開する余裕があるんだろう。彼らは私たちの倍近い予算をもっているんだ」と語った。

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