G・リッチー監督「シャーロック・ホームズ」で元妻の呪縛から解放?
2012年2月29日 12:30
[映画.com ニュース] 「スナッチ」のガイ・リッチー監督が、アーサー・コナン・ドイルの世界的人気探偵小説を、ロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化した人気シリーズ第2弾「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」について語った。
同作は、世界中で発生している連続爆破事件の陰に、モリアーティ教授の存在を察知した名探偵シャーロック・ホームズが、相棒ワトソンとともに宿命のライバルと対じする。ダウニー・Jr.をはじめ、ジュード・ロウがワトソン役、レイチェル・マクアダムスがホームズを翻ろうする美女アイリーン役で続投。ジャレッド・ハリスが、魅力的な悪役のモリアーティ教授に扮する。
リッチー監督は、映画化にあたり「できるだけコナン・ドイルが思い描くモリアーティから逸れることのないようにしたかった」と原作を意識したキャラクターづくりを行ったという。さらに「モリアーティとホームズは知的レベルが拮抗しているので、この対決をゲーム感覚で楽しんでいる。結局ふたりはお互いを必要としているんだ」とヒーローと悪役の関係性を分析した。
前作に続きタッグを組んだダウニー・Jr.は、「(リッチー監督は)はじめから斬新な映画づくりをしていて、彼の影響を受け映像づくりをしている監督も多い。でも、そういう監督たちは結局ガイ・リッチー・スタイルの二番せんじに過ぎないんだ。何が格好いいとか、どういう風に撮影したら面白いかということに関して、彼なら間違いない」と信頼を寄せた。
リッチー監督は、低予算で製作されたデビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」が英国アカデミー(BAFTA)賞作品賞を受賞した。監督第2作「スナッチ」もヒットを記録し一躍ヒットメーカーとなるが、“ポップスの女王”と称されるマドンナと結婚後、キャリアの低迷期に突入。しかし離婚と同時期に公開された「ロックンローラ」が、イギリス初登場首位を獲得した。シリーズ前作は全米で累計興行収入2億ドルを突破し、今作も大きな期待が寄せられている。
あわせて公開された本編映像は、冷酷で狡猾(こうかつ)な頭脳の持ち主であるモリアーティ教授の素顔を垣間見ることができる。グラスを叩く合図ひとつで、大勢の人でにぎわっていたレストランがもぬけのからとなり、アイリーンは緊迫した空気のなか追い詰められる。
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」は、3月10日から全国で公開。
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