【第84回アカデミー賞速報】クリストファー・プラマーに助演男優賞! 82歳で史上最高齢受賞
2012年2月27日 12:02
[映画.com ニュース] 第84回アカデミー賞の授賞式が2月26日(日本時間27日)、米ロサンゼルスのハリウッド&ハイランドセンターで行われ、「人生はビギナーズ」 で、息子に同性愛者であることを告白する父親を演じたクリストファー・プラマーが助演男優賞を初受賞。現在82歳のプラマーは、史上最高齢でのアカデミー賞受賞となった。
ブロードウェイ出身の名優プラマーは、ユアン・マクレガー主演の本作で、妻に先立たれた5年後、ガン宣告を受けたことをきっかけに、息子にカミングアウト。新しい恋人と共に残された人生をおう歌する父親を好演した。「サウンド・オブ・ミュージック」(65)のフォン・トラップ大佐役で映画界に一躍その名を広め、その後もコンスタントに話題作に出演しており、「終着駅 トルストイ最後の旅」(09)ではロシアの文豪レオ・トルストイを演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
「人生はビギナーズ」 (マイク・ミルズ監督)は、38歳独身で奥手なオリバーが、ある日突然父からゲイであることをカミングアウトされる。事実をなかなか受け止められないオリバーだったが、真実を告白し人生を楽しむ父の姿に触発され、運命的な出会いを果たしながらも一歩先に進めなかった女性との関係を見直し、人生を前向きに生きようと変化していく姿を描く。