尾野真千子、笑顔の「カーネーション」クランクアップ
2012年2月24日 19:03
[映画.com ニュース] 女優の尾野真千子が2月24日、NHK連続テレビ小説「カーネーション」のクランクアップセレモニーに出席。ヒロイン・小原糸子の14歳から60歳までをこん身の迫力で熱演した尾野は、花束を手に「嫌いやあ~、こういうとこ」と照れ笑いを浮かべ、9カ月にわたった撮影期間を振り返った。
同作は、ファッションデザイナーのコシノヒロコ、コシノジュンコ、コシノミチコ3姉妹の母で、自らもデザイナーとして活躍した故小篠綾子さんをモデルにした、小原糸子の涙と笑いの子育て奮闘記。昭和初期の大阪・岸和田を舞台に、夫を戦争で亡くしながらも洋装店を切り盛りし、育児と仕事を両立しながら「ゴッドマザー」と呼ばれ愛された糸子に扮した尾野の演技が大きな評判を呼び、視聴率25%(関東地区)を記録している。
この日は、11歳の糸子を担当した二宮星ちゃん、72~92歳の糸子に扮した夏木マリもセレモニーに参加し、3人の主役が勢ぞろい。尾野は、「よく『おかげさま』という言葉を使わせてもらうんですが、今日ここに立って、ヒロインというだけで3人の私たちをこんなにたくさんの人たちが支えてくれてたんやなと、今初めて知りました! 初めて知って、どないしよ……。すんません……、今さら……」と挨拶し、場内の爆笑を誘った。さらに、「楽しかったです。しんどかったけど、みんなのおかげで楽しかったです。どうもありがとうございました」と感無量の面持ちで語った。
尾野からバトンを受け取った夏木は、3月3日放送分から登場予定。尾野と星ちゃんを見つめ「ふたりのエネルギーを継いでやらせてもらったつもりですが、まだ私のところはオンエアになっていません! そこは視聴率が下がらないようによろしくお願いします!」とアピールを忘れなかった。