辻元清美氏、女性首相M・サッチャーに感銘「信念を貫きたい」
2012年2月21日 21:40

[映画.com ニュース] 衆議院議員で民主党政策調査会副会長を務める辻元清美氏が2月21日、都内で行われた「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の国会議員試写会に出席した。
「今の政治は足の引っ張り合いになっている」と日本の政治に懸念を示した辻元氏は、「私たちは選ばれて政治の場で決断をしており、その決断で多くの人が幸せにも不幸にもなる。(国家を)左右する仕事をしているので、個人の感情とは異なった決断をすることもあり、責任の重さを感じている」。さらにサッチャーと同時代に活躍し、女性初の衆議院議長を務めた土井たか子氏の姿を重ね合わせ、「ひとりの女性として、仕事をしている姿を見ていた。男性と違って女性の方がいろいろと厳しい状況が多い」と同じ女性政治家の視点から政治活動の難しさを語った。
今作は、「マンマ・ミーア!」のフィリダ・ロイド監督がメガホンをとり、イギリス史上初の女性首相として国家の変革を目指したマーガレット・サッチャーの孤独と苦悩を描いた。サッチャー役で主演したメリル・ストリープは、第84回アカデミー賞主演女優賞に17回目のノミネートを果たしている。
アカデミー賞で最多ノミネートを誇るストリープの演技に感銘を受けたそうで、「体当たりの演技で新境地だった! 年を取ってからのサッチャーの役は彼女しかできない。人間としてのサッチャーがよく描かれていた」と絶賛。たくましく政治社会を生きた姿に、「女性政治家としてパワーをもらった。サッチャーと信念は違うかもしれないけれど、それぞれの信念を貫きたい。信念を貫くとボロボロになっちゃうんだけどね(笑)」と笑顔をのぞかせた。
この日、衆議院議員の河野太郎氏も試写会に参加。「面白かった! 生きている人をこんな風に映画にしちゃっていいのかな?」と話し、「(サッチャーは)強い信念を持った人で頭が下がります。11年も首相を務めたことは本当にすごい。今の日本にそんな人はいない」と指摘した。
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」は、3月16日から全国で公開。
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