米人気ドラマ「ウォーキング・デッド」原作者が訴えられる
2012年2月14日 19:03
[映画.com ニュース] 米人気ドラマ「ウォーキング・デッド」の原作者がかつてのパートナーに訴えられたと、ハリウッド・レポーター紙が伝えた。
「ウォーキング・デッド」はコミック作家ロバート・カークマンのアメコミが原作のゾンビホラー。アメリカでは「マッドメン」「ブレイキング・バッド」などを放送するAMCでシーズン2の放送中で、ケーブル局が放送するドラマとしては全米ナンバーワンの視聴率を誇っている。
今回、訴えを起こしたのはアメコミ版でイラストを担当していたマイケル・アンソニー・ムーアだ。訴状によれば、ムーアは同コミックの共同クリエイタ-であるが、2005年、自らが権利を保有する著作権の管理をカークマンの会社に委託するように説得されたという。テレビドラマ化を実現するためには権利を一本化する必要があると言われ、ムーアは同社が受け取る印税の5割を受け取ることを条件に了承。しかし、その後、カークマン側から支払いがないため、詐欺罪や契約不履行などで訴えた。
一方、カークマン側の弁護士によれば、ムーアは共同クリエイターではなく単なるイラストレーターであり、しかるべき印税を払っていると反論している。