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沢尻エリカ「何でも聞いて」とご機嫌も、記者の質問にダメ出し

2012年2月9日 14:12

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究極の美ぼうを手に入れた主人公に扮する沢尻
究極の美ぼうを手に入れた主人公に扮する沢尻

[映画.com ニュース] 女優の沢尻エリカが2月9日、約5年ぶりのスクリーン復帰作「ヘルタースケルター」の製作現場会見を東京・世田谷の東宝スタジオで行った。カリスマ的人気を誇る岡崎京子の同名コミックを蜷川実花監督(「さくらん」)が映画化。沢尻は全身整形で究極の美ぼうを手に入れ、芸能界に君臨するトップモデル・りりこ役で主演を務める。会見には沢尻、蜷川監督をはじめ、大森南朋寺島しのぶ綾野剛水原希子新井浩文鈴木杏哀川翔寺島進桃井かおりら豪華共演陣が同席した。

沢尻は開口一番「今日は何でも質問してください」とご機嫌。その理由を「こんなに和気あいあいとした雰囲気は今日だけ。明日からラストスパートで、重いシーンの撮影がありますから」と説明。「この役に自分自身がかける思いもある」と熱弁したが、記者から「過激な描写をどう表現しているのか」と質問されると、「私も腹をくくって戦っていますし、その質問自体おかしい。まあ、乞うご期待ですよ。見ててください」と“エリカ節”を炸裂させた。

一瞬、緊張が走ったが、りりこが所属する芸能事務所の社長を演じる桃井は「本当に申し訳ありません」と“社長”として平謝り。さらにマネージャー役の寺島しのぶが「すみません」と頭を下げ、会見場は爆笑のうずに。桃井が「現場ではいつでも、りりこでいてくれる。本当にいいやつですよ。そろそろわかってあげて」と沢尻を擁護する場面もあった。

沢尻本人も「温かく支えてくれるキャスト、スタッフのみんなのおかげで、私は(女優を)やっていられる。本当に恵まれている」と現場への感謝を忘れない。周囲と距離を取り、ときに反発もする役柄だけに「みんなと和気あいあいしたいが、演じるキャラクター上、そうできない」と胸中を明かした。7年越しで映画化にこぎつけた蜷川監督も「エリカとも話しているが、毎日が“濃い”シーンの連続で、前日に何を撮影したか覚えていないほど完全燃焼している」と沢尻との共闘に胸を張った。

ヘルタースケルター」は、7月14日から全国で公開。

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