渡辺謙、スイス・ダボス会議で“日本の底力”アピール
2012年1月27日 13:15

[映画.com ニュース] 俳優の渡辺謙が1月25日(現地時間)、スイス・ダボスで行われている世界経済フォーラムの年次総会(通称ダボス会議)からの正式招待を受け、「3.11を経た日本が言葉の力によっていかに団結し、希望を見出しているか」をテーマにスピーチした。また翌26日には、ダボスの劇場キノ・アルカデンで、主演最新作「はやぶさ 遥かなる帰還」のダイジェスト映像(25分)とドキュメンタリー「津波を乗り越えて~渡辺謙が見た東北」(22分)の特別上映会に出席した。
2週間前に東日本大震災で被害を受けた東北地方(岩手、宮城)を激励に訪れた渡辺が、次に向かったのはスイス。同会議に日本代表として現地入りし、各国の有識者を前に震災後の苦境を乗り越え、復興を果たそうとしている日本の現状を世界にアピールした。
25日のスピーチを終えた渡辺は、「11カ所くらいで一斉にスタートするセッションだったので、お客さまがちゃんと来ていただけるのか本当に危惧していたが、たくさんの方が来てくださった」とホッとした様子。そして、「震災以降の日本というものに対しての熱い思いがあったのだと思うのですが、質問も多く飛びましたし伝えたいことはきっちり伝えられました」と振り返った。
印象に残っている質問は、「あの震災後にどういう風に日本は規律を守れたのか?」だったという。それに対し、「僕は実際にうかがって、行動や考え方を受け止めたときに、すごく伝統的なコミュニティの強さがそれを守らせたんだと伝えました。なるほどと、得心していただいていましたね」と明かす。
渡辺が今回、同会議に出席した最も大きな目的は「今までやってきた活動、被災地の方々とできるだけ寄り添って、彼らの心根みたいなものをできるだけ他の地域の方々、外国の方々にも知っていただく」ことだった。2日間の行程を終え、「日本の非常に大きなパワーを持つ方にもお伝えできたような気がするので、その方たちとも力を合わせて、被災地だけではなくて日本全体が活気づいていくような、そんな会議に参加できたことはとてもうれしく思っています」と力強く語った。
「はやぶさ 遥かなる帰還」は、2月11日から全国で公開。
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