杉田かおる、未来の天才子役にアドバイス「私みたいにならないで」
2012年1月16日 20:54
[映画.com ニュース] 女優の杉田かおるが1月16日、都内で行われた鬼才ギレルモ・デル・トロ製作・脚本によるサスペンススリラー「ダーク・フェアリー」のイベント試写会に出席。同時開催されたDVD版日本語吹き替え子役のオーディションで、Jホラーの名手・鶴田法男監督らとともに審査員を務めた。「40年前の天才子役です!」と登場した杉田は、「昔の経験を思い出しながら真剣に審査したい。くれぐれも私みたいにならないように」と自虐的なアドバイスで笑わせた。
田舎の屋敷に巣食う悪魔を描いたカルトムービー「地下室の魔物」(1973)をリメイク。心を閉ざした少女サリーが、引っ越してきた古い屋敷の地下室に封印されていた邪悪な妖精“トゥースフェアリー”を呼び覚ましてしまい……。「バットマン」の作画なども手がけるコミック作家トロイ・ニクシーが初監督に挑んだ。
ハリウッドの天才子役ベイリー・マディソン演じるサリー役の吹き替えキャストの座をかけ、6人の子役ファイナリストたちが迫真の演技と絶叫を披露。杉田は、「私も子役時代に『小さな恋のメロディ』のトレイシー・ハイドの吹き替えをやったので、アテレコの難しさはよく分かる。皆さんは選び抜かれただけあってレベルが高い」と感心しきり。鶴田監督も、「ふだんは役者を撮る仕事をしているので、声だけの審査は初めての経験。お客さんの前で芝居をするのはプレッシャーだったと思うが、そんなの感じさせない素晴らしい芝居だった」と称賛した。
審査の結果、山口愛(めぐみ)さんがサリー役を射止め、木村真那月(まなつ)さんに審査員特別賞がおくられた。杉田は、「ドラマ『3年B組金八先生』のときに武田鉄矢さんにアドバイスを仰いだら、『スターになったらオレを脇役でよろしく』とだけ言われた。まさしく私もそんな感じで、将来皆さんがビッグになられたとき、おばさん役とかでよろしくお願いします(笑)」と本音をポロリ。一方で、「私たちの時代に比べとても洗練されている。見えないところの苦労も多いと思うけど、仕事の積み重ねが必ず結果として評価されるので、つらいことがあってもあこがれた道を突き進んでほしい」と大先輩らしくエールをおくった。
また、芦田愛菜ちゃんに会ったことにも触れ、「やっぱりオーラが違う。日本を救ってくれるんじゃないかという気すらした」。それでも、「芸能界に生き残ることが果たして幸せかどうかは疑問だけど」と、しっかり毒も吐いていた。
「ダーク・フェアリー」は1月21日から公開。
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