ローマ軍5000人失踪の謎に迫る「第九軍団のワシ」公開決定
2012年1月14日 08:30
[映画.com ニュース] 英小説家ローズマリー・サトクリフの歴史ミステリー小説を映画化した「第九軍団のワシ」が、3月24日から公開されることが決定した。
「消されたヘッドライン」のケビン・マクドナルド監督がメガホンをとり、ローマ軍・第九軍団が突然消息を絶ったという史実を題材に、父と息子のきずなを描く。「G.I.ジョー」のチャニング・テイタム、ドナルド・サザーランド、ジェイミー・ベル、マーク・ストロングらが出演する。
西暦120年、フラビウス・アクイラが指揮をとるローマ軍最強の第九軍団が、5000人という大軍にもかかわらず、ブリタニカへ侵攻中のカレドニアでこつ然と姿を消してしまう。
20年後、軍人となったアクイラの息子マーカスは、ブリテン島で負傷。軍人生命を断たれ絶望するが、ブリタニア人の青年エスカとの出会いをきっかけに、父の汚名を晴らすため第九軍団が消えたカレドニアの過酷な大地を旅することになる。
マクドナルド監督は、当時のスコットランドを再現するため「別の場所をスコットランドに見立てるのは、まず不可能だという結論に達しました」。ブリタニアのシーンはイギリスで撮影を行うべきか悩んだそうだが、「ロンドン周辺の半径50マイルに森や川といった手つかずの自然など到底見つかりません。ルーマニアやポーランド、チェコ共和国やセルビア、モンテネグロなどといった国々にロケハン隊を派遣した結果、最終的にハンガリーを撮影場所に選びました」と明かした。
「第九軍団のワシ」は、3月24日から全国で公開。