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角田光代新作、雑誌発表と同時にラジオドラマ化…Xマス2夜連続

2011年12月21日 15:50

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新作についてTBSで会見した角田氏
新作についてTBSで会見した角田氏
(C)文化通信

[映画.com ニュース] 映画「八日目の蝉」「空中庭園」の原作者で直木賞受賞者・角田光代氏の新作小説「それもまたちいさな光」が、雑誌発表とほぼ同時にラジオドラマ化される。12月21日発売の「オール読物」(文藝春秋)に初掲載され、23・24日にTBSラジオ60周年ドラマとして2夜連続放送される。人気作家の書き下ろし作としては極めて異例の展開だ。

デザイン会社に務める35歳の独身女性と幼なじみの独身男性、さらにそれを取り巻く人々のささやかな恋愛模様を切り取り日常に埋もれた“ちいさな光”を描き出す。執筆当初からラジオドラマ化が意識された作品で、物語上でもラジオが重要な役割を果たす。

20日、東京・TBSで会見した角田氏は「ラジオドラマになるのを前提に、ラジオとはなにかをよく考え(受け手が)暗い気持ちにならないよう意識した。大きな良いことはないかもしれないけれど、明日も今日のように1日を過ごせたらいいねという思いを込めた」と作品意図を説明。実はあまりラジオのヘビーリスナーではないと明かしながらも「登場人物の容姿など自由に想像できるという点が小説と似ていて面白い」と話した。

ラジオドラマ版のキャストは、石田ひかり河相我聞笹峯愛、丸山優子らが務める。12月23日、24日ともに午後6時から放送。前編は90分、後編は60分で計150分の大作になる。(映画.com×文化通信.com)


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