「CUT」A・ナデリ監督、上映館で観客を“出待ち”
2011年12月20日 12:45

[映画.com ニュース] 西島秀俊主演作「CUT」のメガホンをとったアミール・ナデリ監督が、上映館である東京・シネマート新宿で精力的なプロモーション活動を展開している。
「CUT」は、12月17日に封切り。公開初日の舞台挨拶に立ったナデリ監督は、その後の打ち上げ中も「上映が終わる時間だ」と劇場へと舞い戻り、ロビーで観客ひとりひとりに感想を聞いて回った。さらに頼まれていないのにもかかわらず、強引にパンフレットにサインをするなど、縦横無尽に劇場内を動き回った。
ナデリ監督の同作への思いは、とどまるところを知らず、自ら作品パネルを担ぎ上げながら劇場を飛び出し、寒空の下でチケット販売を開始。配給のビターズ・エンドによれば、もの珍しさも手伝って多くの人がチケットを買い求めていたという。
公開から3日がたったが、この日も同館で終日過ごしたナデリ監督。少なくとも今週は、観客の“出待ち”をしながら同館で過ごすという。また、12年1月までは日本に滞在する予定。
イラン出身のナデリ監督が西島を主演に迎えて製作した「CUT」は、オール日本ロケを敢行。古今東西の巨匠が残した名作映画への愛と、現在の映画産業への怒りを、主人公の身体的な痛みに投影しながら描く。西島のほか、常盤貴子も新境地を開拓し熱演している。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント