MISIA、被災地の子どもたち5000人に映画鑑賞券プレゼント
2011年12月13日 05:00

[映画.com ニュース] 歌手のMISIAが12月11日、全国ツアー「THE TOUR OF MISIA JAPAN SOUL QUEST」が行われた宮城・仙台プラザで、被災地の子どもたちへ“粋”なクリスマスプレゼントを贈ることを発表した。
MISIAは、山崎貴監督と八木竜一監督が共同でメガホンをとった3DCGアニメ映画「friends もののけ島のナキ」の主題歌として、チャールズ・チャップリンが作曲した「モダン・タイムス」(1936)の挿入歌「Smile」をカバーした。山崎監督から「子どものコーラスを取り入れてほしい」という要望を受け、自ら東日本大震災の被災地である宮城・仙台を訪問。現地で活動している3つの少年少女合唱団とともに、レコーディングを行った。
こうした背景もあり、被災地の人々に楽曲を最初に届けたいという思いを抱いていたMISIAは、「Smile」を今回の仙台公演で初披露するに際し、コーラスで参加した合唱団を会場に招待した。また、実際に映画を見て「笑顔になれる」という理由で、被災地の子どもたち5000人に同作の劇場鑑賞券をクリスマスプレゼントとして贈ることを明かした。
この日は、山崎監督と八木監督も応援に駆けつけた。山崎監督は、「われわれはMISIAさんと東北の子どもたちの歌う『Smile』を聞いて、この映画を製作する勇気をもらいました。そして今日、その子どもたちが目を真っ赤にして映画を見てくれたことに、ようやく皆さんからいただいたものを返せたという感慨深いものを感じます」と感無量の面持ち。さらに、「実はこの映画、日本だけでなく世界的な配給が決まっているので、上映される世界中でMISIAさんと東北の子どもたちの歌声が流れるんですよ」と話し、場内を沸かせた。
「friends もののけ島のナキ」は、12月17日から全国で公開。
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