吉高由里子“老人パワー”に圧倒 「ロボジー」史上最高齢試写会
2011年12月7日 15:05

[映画.com ニュース] 女優の吉高由里子が12月7日、都内で行われた出演作「ロボジー」の“史上最高齢試写会”に出席した。おじいちゃんがロボットになりすます物語にちなみ、会場には60歳以上の観客が約400人招待されたほか、75歳の現役ボディビルダー、金澤利翼さん、73歳のなわとび競技6種目世界記録保持者・鈴木勝己さん、平均年齢66.4歳のシニアチアリーダー「ジャパンポンポン」ら元気なおじいちゃん、おばあちゃんがパフォーマンスを披露。吉高は「皆さん、本当にお元気でびっくり。うちのおばあちゃんも誘えばよかった」と“老人パワー”に圧倒されていた。
映画は、自社開発のロボットを大破させてしまった弱小家電メーカーの社員3人が、苦肉の策でロボットの中に人間のおじいちゃんを入れ、急場をしのごうとする姿をコミカルに描く。歌手のミッキー・カーチスが「五十嵐信次郎」名義で、映画に初主演し、ロボットになりすますおじいちゃん役を好演。舞台挨拶には吉高、五十嵐をはじめ、共演の濱田岳、川合正悟(Wエンジン)、川島潤哉、メガホンをとった矢口史靖監督が登壇した。
73歳にして映画初主演を飾った五十嵐は「過去をかなぐり捨て、新人のつもりで頑張りたかった」と改名した理由を説明。気温氷点下2度のなか、装着に1時間かかるロボットの内部に“ステテコ一丁”で入っていたといい「すげえ寒かったし、トイレにも行けないから水分も取れなかった。虐待を受けました」と嘆き節だ。一方、矢口監督は「よくぞご無事で……」と他人事のように語り、笑いを誘った。
この日の試写会には、登壇者を含めて447人が参加し、その合計年齢が3万1084歳だと発表された。来場者の最高齢者は91歳の男性。配給の東宝は、今回の記録を“史上最高齢試写会”としてギネス世界記録に申請するという。
「ロボジー」は2012年1月14日から全国で公開。
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