トム・クルーズ「ロック大好き」布袋寅泰と意気投合

［映画.com ニュース］　人気スパイアクションシリーズの最新作「ミッション：インポッシブル　ゴースト・プロトコル」のファンミーティング・セレモニーが12月1日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演のトム・クルーズをはじめ、共演するポーラ・パットン、メガホンをとるブラッド・バード監督が出席。スペシャルゲストとして、本作のテレビCMのために「ミッション：インポッシブル」のテーマ曲をアレンジしたギタリストの布袋寅泰が登場し、クルーズらと約1500人の観客を前に、同曲の“HOTEI”バージョンを生披露した。

今年一番の冷え込みを記録したこの日、布袋が登場すると会場のボルテージは急上昇。おなじみのメロディを疾走感あふれるロックサウンドで奏でて、ファンは拍手喝さいだ。もちろん、クルーズも大興奮。「アメイジング！」と布袋を絶賛し、「僕もロックは大好きだよ。ちょうどロック・ミュージカル映画（『ロック・オブ・エイジズ』）を撮り終えたばかりなんだ」。くしくも布袋とクルーズは同年齢で、アーティスト活動とハリウッドデビューが30年という共通点があり、この日はロックを通してすっかり意気投合していた。

会場には、クルーズの意向で東日本大震災の被災地である福島のファンが招待され「今年、日本で大変な災害があったことは僕も承知しています。そして、勇気をもって復興に向かう姿に感動している。だからこそ、こうして日本に来ることができて、名誉をかみしめているよ」。日本には何度でも来たいと明言し「皆さんの歓迎に感謝します。みんなに笑顔になってもらうために作った映画なんだ。ドウモアリガトウ」とアピールした。

クルーズらはファンミーティング・セレモニー及び舞台挨拶への出席をもって、ワールドツアー最初の地となった日本でのミッションを完了。そのまま、次なるプロモーションの舞台となる韓国・ソウルへと向かう予定だ。

「ミッション：インポッシブル　ゴースト・プロトコル」は、12月16日から全国で公開。