永山絢斗“ハード過ぎる”松田翔太は「鬼に見えた」
2011年11月26日 14:31

[映画.com ニュース] グ・スーヨン監督が半自伝的小説を自ら映画化した「ハードロマンチッカー」が11月26日、全国92スクリーンで封切られ、東京・銀座の丸の内TOEIで、グ・スーヨン監督をはじめ、主演の松田翔太、永山絢斗、柄本時生、遠藤要が登壇する初日舞台挨拶が行われた。
暴力でしか自分を表現できない孤独な在日韓国人2世のグー(松田)が、後輩の辰(永山)が起こした事件を機に、さらなる暴力の連鎖に巻き込まれる。公開前には、松田の傷だらけになった顔をフィーチャーした宣伝ポスターが、JR東日本と東京メトロから掲出不可と審査され“幻”の存在に。本編もバイオレンス一色の展開で、松田は「お気持ち、お察しします」と鑑賞後の女性ファンを気遣った。
父である故松田優作さんの故郷でもある山口・下関で撮影され、「皆が自分の美学を追及する格好いい現場。明日どうなるかもわからない現場で、自分自身が自由に生きることができた」(松田)。突然、脚本が変更されることもしばしばで「とてもフレキシブルで、ある意味テキトー(笑)。すごくリラックスできた」とスーヨン監督の現場を振り返った。
永山は、デビュー前から松田と親交があるといい「でも、今回の現場ではまったくの別人。まるで鬼のように見えた」。松田は「次男坊なんで、ふだんはお茶目にやっていますが(笑)、今回ばかりはそうもいかず、絢斗を無視しないといけなかった」と釈明した。永山自身も激しいアクションに挑戦し「あるシーンの撮影後、首の筋を違えちゃって、首が動かなくなった。でも誰にも言えなくて……」と苦労を述懐。「10秒くらいのシーンでも、3分くらい翔太を殴り続けた」(遠藤)、「翔太くんにバチバチ殴られたり、蹴られたり。プロテクターをつけていない場所を殴ってくるし」(柄本)と壮絶な撮影現場が次々と明らかになった。
スーヨン監督は「彼らのポテンシャルがとても高くて、最初はこちらが負け気味だったほど。設計図として脚本はあるが、そこに押し込むことはしなかったし、(俳優陣が)うるさいくらいにアイデアを出してきたから」とキャストとの“共犯関係”に満足げだった。
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