西島秀俊、6年がかりの入魂作で「ずっとこの日を待っていた」
2011年11月24日 14:40
[映画.com ニュース] 第12回東京フィルメックスの審査委員長を務めるアミール・ナデリ監督と西島秀俊が、念願のタッグを実現させた「CUT」のジャパンプレミアが11月23日、東京・有楽町で開催中の同映画祭で行われ、ナデリ監督と西島、常盤貴子が舞台挨拶に立った。
売れない映画監督の秀二(西島)が、死んだ兄の借金返済のために殴られ屋をしながら、映画への愛を訴え続ける姿を克明に描き出した衝撃作。西島は、「2005年にナデリ監督にお会いしてから、ずっとこの日を待っていた。この作品には僕の魂が込もっている。多くの方々に見ていただき、映画界に大きな流れが生まれることを祈っている」と感無量の面持ちだった。
常磐も「映画界に殴り込みをかけたような作品で、トランス状態での撮影だった。私の新たな挑戦を見てほしい」と胸を張った。ナデリ監督は、「今日は私の長いキャリアの中でもとても重要な日。素晴らしいキャストとクルーに恵まれやっとここまでたどり着けた。これまでの2人の芝居は忘れて、新しい心で見てほしい」と語りかけた。
上映後のQ&Aでは、ナデリ監督が「かつての映画は娯楽と芸術を両立していた。最近は金儲けの道具みたいな映画ばかりで恥ずかしくなる。世界にはまだまだ優秀な若手がいっぱいいる。古き良き映画の歴史を守っていきたい」と熱弁をふるった。西島も「フィルメックスは映画ファンとして育ってきた場なので、ここで出会って生まれた企画がここで見ていただけるのは夢のようで幸せ」と映画祭への思い入れを語った。
「CUT」は12月17日から全国で順次公開。
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