清水寺・森貫主、映画の題字に初挑戦 吉沢悠の2011年は「旅」
2011年11月22日 12:00

[映画.com ニュース] 世相を1字で表す「今年の漢字」で知られる、京都・清水寺の森清範貫主(かんす)が11月21日、同所で映画の題字に初めて挑戦した。揮毫(きごう)したのは、映画「道 白磁の人」の「道」。同作は、日本が朝鮮半島を植民地支配下におき、対立を深めていた韓国併合期に、現地の人々に心を尽くして愛された主人公・浅川巧が主人公のドラマだ。森貫主は、「日本と韓国が乗り越えなければいけない関係があるなかで、このような映画のタイトルを書かせていただくことを大変光栄に思っています」と真摯(しんし)な眼差しで語った。
この日は、メガホンをとった高橋伴明監督、浅川を演じた主演の吉沢悠も出席し、紙に向かう森貫主の筆先を一心に見守った。書き終えた題字を見た高橋監督は、「最後のしんにょうが天に向かっているのが、プラス思考に感じました」とコメント。吉沢は「筆が軽く、どんどん書かれていくさまが僕の中で何かがわき出てくるようで、ドキドキしながら、鳥肌を立てて見ていました」と興奮気味。そして、「改めて見てみると力強く、これからこの字がこの作品の顔になっていくのがすごく楽しみです」と語った。
また、今年1年を漢字1字で振り返ると、という質問に対し吉沢は「僕にとって、さまざまな土地に行き、いろいろな方に出会い、自分の人生の糧(かて)になるような事柄が多かった。これから自分が新たに『旅』ができるようなきっかけをもらった1年。あえて表現すると『旅』という字になる」と述懐。高橋監督も、「『道』でしょうか……。今年1年、さまざまなことに挑戦し、いろいろな道を通ってきた気がするので」と話し、ソウルで編集中の同作完成に向け並々ならぬ意欲をうかがわせた。
森貫主が揮毫した題字は、映画のロゴとして使用されるほか、今後は劇場や浅川巧博物館などに展示される予定。
「道 白磁の人」は、2012年初夏に公開。
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