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エディ・マーフィ、アカデミー賞授賞式司会を降板

2011年11月10日 20:17

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ラトナー監督の辞任を受けての降板
ラトナー監督の辞任を受けての降板
写真:Startraks/アフロ

[映画.com ニュース] 来年2月26日に開催される第84回アカデミー賞授賞式の司会者に決定していたエディ・マーフィが、突如降板したと全米各紙が一斉に報じた。

授賞式のプロデューサーで、マーフィの最新作「ペントハウス」の監督でもあるブレット・ラトナーが問題発言で降板に追い込まれたことを受け、降板を表明。ラトナー監督への忠誠心の表れだと評価する声があがる一方で、自己中心的な行動であるとの批判が大勢を占めており、ハリウッド・レポーター紙はキャリア最大のミスであると報じている。

マーフィは、「ドリームガールズ」の助演男優賞にノミネートされた2007年のアカデミー賞授賞式で、ライバルのアラン・アーキン(「リトル・ミス・サンシャイン」)が受賞した直後に、途中退席したことで知られている。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、映画産業における芸術と科学の発展を目的としており、同団体の大義よりも自身のプライドや都合を優先させるマーフィの姿勢は、業界の有力者の多くが所属するアカデミーの心証を悪化させたことは確実だ。

なお、同アカデミーは、ラトナー監督の後任としてブライアン・グレイザーが新プロデューサーに決定したことを発表。グレイザーは、ロン・ハワード監督のパートナーとして数多くの作品を手がけているベテランプロデューサーで、「ペントハウス」や、クリント・イーストウッド監督の最新作「J・エドガー」も手がけている。

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