英国のドキュメンタリー製作者、Google翻訳で日本語ツイート
2011年10月31日 20:38
[映画.com ニュース] 新作映画のプロモーションに、Twitterを利用するのは当たり前になった。「ミッション:インポッシブル」のTwitterではイーサン・ハントが毎日つぶやいているし、「ステキな金縛り」では期間限定ながら三谷幸喜監督自らがつぶやいている。
そんななか、変わり種なのが「僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日」のTwitter。このアカウント(@bicycleroad)では、日本の宣伝担当者が英国にいるベン・ウィルソン(同作の監督・主演)に対し、Twitterviewと銘打ち毎日インタビューを行っている。
900日間に及ぶ自転車世界一週の旅についてのドキュメンタリーとあって、「世界一周した中で、もっとも忘れられない景色は?」(答え「南極の氷山とペンギン」)、「足りなくて困ったものは?」(答え「中国の田舎でのトイレットペーパー」)など、旅に関する質問と答えが興味深い。
そして、このTwitterでのやりとりに、途中から一般のファンも絡んできて妙な“ノリ”を醸し出している。「旅の間食べたもので、一番美味しかったものと、美味しくなかったものは?」という問いに対し、「我々が食べた最高のものは中国南部の麺のスープでした! 最悪の試飲は、おそらく100歳のシンガポール人の卵だった……」という答え。ウィルソンはGoogle翻訳を駆使し、日本からの質問に日本語で答えているため、珍妙な問答が繰り広げられているのだ。
外国映画のスタッフやキャストが、ネット上のツールを駆使して日本人と直接コミュニケーションする……。映画宣伝の新しい潮流かもしれない。「僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日」は11月3日から公開。