障害者向け官能映画「エロバリ」シリーズ、目標は韓国進出?
2011年10月30日 14:13

[映画.com ニュース] 障害を抱える観客向けの官能映画を製作する「エロバリ(エロティック・バリアフリー)」シリーズの新作「姉妹狂艶」が10月29日、東京・ポレポレ東中野で封切られ、メガホンをとった東ヨーイチ(東陽一)監督、範田紗々、木下柚花が初日舞台挨拶に登壇した。
「エロバリ」とは目や耳に障害をもつ観客や高齢者が、映画館で官能映画を楽しめるよう、女性による情感豊かな副音声を加え、日本語字幕もわかりやすく表現する“バリアフリー仕様”の官能映画。この日の舞台挨拶では聴覚障害者のために、登壇者の発言がスクリーンに表示された。
東監督は「映画の副音声としては、かなり細かい作業をしている。うまく聞き取れないのはもちろん、『なんかうるさい』を思われるのもダメですから」と音響設定のこだわりを明かし、「今日は少し(音のレベルが)低かったかな。明日からもう少し上げます」と微調整に余念がない。健常者からも「より内容が理解できた」という声があるといい、「今後も続けていこうと思う」。近日中に、韓国で自身がメガホンをとった「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」のバリアフリー版が上映されるといい、「エロバリの新作を韓国で作るって話もいいんじゃないか」と意欲を見せた。
姉・幹子(木下)に恋人を奪われた妹・葉子(範田)は、ある男と運命的な出会いを果たすが、そこにも姉の影が……。やがて美人姉妹とふたりの男の奇妙な四角関係が始まる。「紗々のほうが年上なのに、妹役ですみません」(範田)、「すごい女優さんなので、天狗だったらと不安だったが、とても話しやすかった」(木下)。東監督は、当初からふたりの起用を即決していたといい「かなりエロっぽい仕上がりで、『本当におれが撮ったの?』と思うほど。内容的にもこれで終われない結末なので、続編を作れれば」と示唆した。
「姉妹狂艶」は11月4日までポレポレ東中野で上映。12月9日にDVD発売。
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